オンライン研修を成功させる企画ノウハウや進め方の秘訣・コツを紹介します。オンライン研修には様々な弱点・デメリットがあります。また、現状を見つめると克服しなければいけない事もあるかもしれません。しかし、それらは案外簡単に改善でき、強みを活かせます。どうぞ貴方のお仕事、社員の皆様のより良い職業人生の為にお役立てください。

この記事の特徴(役立つポイント)

  • オンライン研修の弱み・デメリット強み・メリットを率直にまとめ、その対策を示しました。
  • 企画編と進め方編に分けて、まとめましました。
  • 参加する社員目線で考えたノウハウも入れて、まとめました。
  • 専門家の視点からアフターコロナを展望して、未来の発展に役立つ情報をまとめました。(「アフターコロナの高付加価値創造型人事マネジメントの提案」記事をご参考ください)

 この記事は、経営コンサルタントの加藤昌男(中小企業診断士資格取得、日本生産性本部認定経営コンサルタント資格取得)が執筆しました。自分で研究・実践した内容で独自性が高い一次情報です。加藤が執筆した著作・論文からも多数引用しており、オリジナリティが高いです。

加藤昌男画像ちょっとズレてる部下ほど戦力になる!表紙

拙著『ちょっとズレてる部下ほど戦力になる!』(2018年、日本経済新聞出版社:日経BP)の「新しいモチベーション・ツール」を使って、生き生きした社員と組織を育てます。ツールがあるので実践が簡単です。著者である私が直接研修を実施いたします

 

『超・成果主義』加藤昌男著-日本経済新聞社人事部門の皆様へ(最新の内発的動機づけのツールが人事革新に繋がります。普通のオンライン研修の勧めではありません。拙著個力を引き出し強い組織をつくる「超・成果主義」』日本経済新聞社を発展させた内容です。
withコロナの人事革新に繋がる」の記事の項へ
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最新情報公益性の高い役立つ記事を書きました。「オンラインブレーンストーミング一番簡単な方法Zoomホワイトボード!テレワーク生産性向上」

オンラインブレーンストーミング一番簡単な方法Zoomホワイトボード!テレワーク生産性向上

Contents

1.オンライン研修とは(全体像)

(1)オンライン研修とは(定義)

 オンライン研修とは、インターネットを活用して実施する研修です。IT技術の進歩により、Microsoft TeamsやZoomといったWeb会議システムを使って、誰にでも気軽に利用できるようになりました。

 オンライン研修は、従来からあった一方通行型のe-ラーニング等と異なり、様々な創意工夫により効果が高めることが可能です。

  • 双方向型の学習(グループ討議主体)で飽きさせない
  • 文字だけでなく映像を使って効果的にコミュニケーション
  • パソコンのソフトを組み合わせて効果的な研修が可能
  • 従来の集合研修(Off-JT)と同等の成果をめざす

(2)非対面・遠隔型研修の種類

 非対面・遠隔型研修の種類を整理すれば、下表の様になります。オンライン研修は、従来型のe-ラーニングと異なり、集合研修(Off-JT)の代わりに実施する研修です。

  集合研修との関係 使用する情報技術 反転学習 双方向性 グループ討議
e-ラーニング 集合研修とは別。研修体系の一部で補助的 インターネットでのビデオ配信(PC使用)、DVD視聴など 無し 無し 無し
オンライン教育(学校 集合教育を補足する インターネットでのビデオ配信、Web会議システム 導入 双方向性あり あり
オンライン研修(企業 オンライン研修がメイン(集合研修の代替 Web会議システム 導入前提 双方向性あり グループ討議主体(アクティブラーニング重視)

(参考資料:「反転授業オンライン教育実践マニュアル」2020年2月、静岡大学情報基盤センター)

2.オンライン研修を成功させる企画ノウハウ・秘訣

 オンライン研修を成功させる企画ノウハウ・秘訣は次の通りです。

(1)研修のねらい・目標を明確にする

 ねらいが明確になって無い研修は空しいものです。いたずらに、研修生の評価に左右されます。しかし、本来研修の成否は経営の視点から、目的を達成したかどうかで評価されるべきです。例えば、課長研修の場合であれば、その目的は「課長の役割を理解させる」等です。

 可能であれば、そのねらい(目的)を数値化したりする等し客観化して目標にすると良いでしょう。例えば、課長研修の場合であれば、その目標は「若手世代とのコミュニケーションの技能を身に付ける(若手社員と気軽に話せるようになるためのツールを使えるようになる)」等です。

補足. 能力開発の計画立案ステップ(本ホームページ内の参考情報)

(2)オンライン研修の特徴を良く理解して企画する

 オンライン研修はIT技術の進歩により急速に便利に効果的になっています。しかし、オンライン研修ならではの特徴を良く理解しないと、なかなか効果につながりません。IT技術は日進月歩で進歩していますので、昔からあるe-ラーニング等の限界がそのままオンライン研修にあてはまると考えない方が良いでしょう。

 端的に言うならば、「やりたい事」を明確にして焦点を絞り、それが出来るかどうかオンライン研修の弱点・強みを踏まえて検討してみると良いでしょう。案外、上手く行くことが多いです。例えば、課長研修の場合は「課長同士で『職場で起こりがちな悩みを話し合い、一緒に対策を考える』グループワークを行う」などと焦点を絞ってみます。何でもかんでも集合研修と同じとは行きませんが、きっと良い創意工夫が見つかるはずです(創意工夫をそなえた研修をさがせるはずです)。

(3)中長期的視点からアフターコロナを見据えて企画する

 中長期的視点から、アフターコロナを見据えて企画する事が大切です。現在はコロナ禍で苦しい状況ですが、そこで場当たり的な対策をとると、失われた20年が40年になってしまうでしょう。また、安易に欧米の真似をしたノウハウに頼るのも疑問です。日本には日本の良さがあります(もちろん、弱点もあります)。社会システムや労働市場の仕組みが違う為、簡単には欧米化できません。

 アフターコロナで「あの時こうすればよかった」と後悔しない為に、しっかり検討しましょう。様々な管理技術やIT技術が飛躍的に進歩したにもかかわらず、それでも失われた30年になってしまった原因についてよく考える必要があります。

最新情報アフターコロナの高付加価値創造型人事マネジメント最新戦略」という記事を追加で書きましたのでご参考ください。

アフターコロナの高付加価値創造型人事マネジメント最新戦略

(4)トライアンドエラーを怖がらずにまず実践する

 率直に言って、これまではオンライン研修の経験が少なかったと思います。突然の環境変化で皆様も戸惑っている事でしょう。しかし、やらなければならない経営課題は山積みです。これまでの様々な経済変動・不景気を理由にして、人材育成やモチベーションアップを後回しにした経験がありませんか?いい訳はいくらでも作れるのですが、人材が育たない限り、会社の付加価値は高まりません。

 「危機をチャンスに変える」などと軽々しく言えませんが、今まで経験の無い事に挑戦してみる良い機会でもあります。トライアンドエラーを怖がらずにまず実践してみることが重要です。

3.オンライン研修の強み・メリット

 オンライン研修の強み・メリット、つまり従来型(対面型)研修よりオンライン研修が優れている点・良い点は次の通りです。

(1)コストの大幅削減

 オンライン研修は、従来型の研修やワークショップ等に比べ、沢山の社員を一カ所に集めるコスト(交通費、会場費、宿泊費、移動時間など)が大幅に削減できます。

(2)安全・安心に実施できる

 オンライン研修の場合は、研修会場に集合する必要がないので、3密を避けられます。つまり、新型コロナウイルス感染症対策がほぼ完璧にできるのです。これは非常に大きなメリットです。

(3)地理的な制約を受けない

 研修会場に受講生を沢山集める必要が無い、それぞれの職域から(自宅からでも)参加できるというのは大きなメリットです。

 また、研修のねらいに沿って「最適な研修プログラム、最適な研修講師」を全国から選べるのです。今までは、どうしても近くの研修会社や研修講師に頼っていたのではないでしょうか?オンライン研修なら、地理的な制約を受けませんので、貴方の感性にピッタリ合った研修を探し、講師を選んで実施することが可能です。考えてみれば、これはとても贅沢な事です。

4.オンライン研修の弱点・デメリット

 その一方で、オンライン研修の弱点・デメリットをきちんと把握して向き合う事が大切です。そうすれば、「オンライン研修の弱点・デメリット」を克服する創意工夫をしてある研修や講師を見つけ出す手掛かりが得られます。

 オンライン研修の弱点・デメリットは次の通りです。

(1)オンラインでの意見交換・コミュニケーションが難しい

 確かに、今までのように一カ所に集まって研修をする場合に比べれば、意見交換・コミュニケーションが難しく感じるでしょう。

(2)グループ討議やグループワークを実施することが難しい

 今までの集合研修では、グループ討議やグループワークが出来る事、すなわち受講生同士の経験交流ができることが大きな強み・メリットでした。

(3)受講生の参加意欲を管理できない

 オンラインで自宅から参加したら、ダレてしまう受講生もいるのではないか?と心配になってきます。確かに、受講生の参加意欲を管理できないのではないかという心配もあります。

(4)受講生のITリテラシーにバラツキがある

 今はインターネットが無ければ生活が出来ない時代です。しかし、そうは言うものの、人間というのは「自分がやりたい事には熱心だが、やらされる事には反発する」気持ちが湧くものです。皆、それぞれ好きなSNSにいろいろ書き込んだりしてるんですけれどね。

 今日では、沢山の方がインターネットを日常的に使っていま。例えばスマートフォンを日常的に使って生活しています。パソコンが使えないビジネスパーソンはいないでしょう。しかし、「Zoomを使ってみよう」なんて言われると、とたんに「必要を感じない」なんて言ったりします。

 先日、Zoomを使った同窓会を行いました。最初は沢山の方がしり込みしていました。しかし、試しにやってみると、案外簡単にできるのでビックリしていました。もちろん、最初は「映像が出無い」とか「音声がでませんよ」なんて言いながらトライアンドエラーしていましたけれど。

 端的に言って、「ITリテラシーにバラツキがある」のは事実ですが、それは軽々と乗り越えられるレベルのバラツキなのです。

(5)受講生それぞれの環境に左右される

 オンライン研修の場合には、自宅から参加される方もいるでしょう。受講生それぞれの環境に左右されるのは弱点です。ただ、今日では社会人ならほとんどの方が自宅にインターネット回線を引いていると考えられます。

 また、自宅ではオンライン研修の時間の間、他からの音などを入れないようにするご苦労もあるかもしれません。突然、ペットの猫が乱入してきたらどうしようか?なんて考える事もあるでしょう。先日のZoom同窓会では、わざわざ外に出てスマートフォンから参加したり、自家用車の中からタブレットで参加した方もいました。そういうご苦労もある事とは思いますが、ちょっとした工夫で乗り越えられるはずです。ちなみに、プライバシーを保護するためには、Microsoft TeamsやZoomでは背景をバーチャルに設定する事が出来ます。

5.オンライン研修の弱点・デメリットを克服する工夫

 結論から言いますと、オンライン研修の弱点・デメリットは、創意工夫する事で克服できます。その創意工夫とは、例えば次の通りです。

(1)反転学習

 簡単に言うと、従来の集合研修は「①講義(知識の習得)→②グループ討議(知識を応用してみる)」という流れでやっていました。それを「①オンライン研修前に知識の習得を自習する→②グループ討議をオンライン研修で行う」という流れに変えるのです。こうすることで、学習効率は従来型研修よりも向上します。

(2)双方向型オンライン研修

 集合研修でも、講義ばかり続くと眠気を感じる方も多いでしょう。そうならないように、双方向型のオンライン研修を心掛けましょう。ちょっと前は、テレビでマイケルサンデル教授が双方向型の授業を展開していました。非常に新鮮だった記憶があります。しかし、コンサルタントに言わせれば、同様な事は熟練度が高い講師ならできるのです。

(3)対話型グループ討議(グループワーク)

 やはり、研修のカリキュラムの中でグループ討議ができるかどうか、グループワークがやりたいというのが一つの願いです。これは、IT技術の進歩により、Microsoft TeamsやZoomといったWeb会議システムを使って、誰にでも気軽に利用できるようになりました。

 大切なのは、そうしたIT技術(Microsoft TeamsやZoom)の特性と弱点を把握して、優れたカリキュラムを設計し、実際に研修運営できる事です。そこに研修講師の創意工夫の腕の見せどころがあるのです。従来のように、決められたテキストで決められた方法で研修を繰り返すだけでは不十分なのです。

(4)カード・ブレーンストーミング技法

 これは、ブレーンストーミング法とKJ法の良い所を組み合わせた技法です。私が得意とする技法ですが、問題解決技法のエッセンスを投入していますので、効果的なグループ討議が可能になります。

(5)顔が見える研修が望ましい

 双方向型、対話型研修と同義語に近くなりましたが、「顔が見える」研修が望ましいです。IT技術の進歩により、まったく難しくありません。
Microsoft Teams - Breakout Rooms - Manage.jpg
(画像の出典:https://techcommunity.microsoft.com/t5/image/serverpage/image-id/220350iAB12F9D09E4FB916/image-size/large?v=1.0&px=999)

(6)余裕を持った研修スケジュール

 余裕を持った研修スケジュールにします。せっかくオンライン研修を実施するのにもったいない気もします。しかし、上述の工夫(特に反転学習という予習)を取り入れる事で効率が非常に良くなっていますので(余裕を持った研修スケジュールでもグループ討議などに集中することが出来るなど)研修効果が低下する恐れはありません。

6.オンライン研修の進め方のコツ

 オンライン研修の進め方のコツは次の通りです。

(1)受講生の参画意識を高める

 優れたオンライン研修は双方向型・対話型です。したがって、受講生に主体的に参加して頂く事が重要です。(優れたオンライン研修は、顔が見える状態で双方向型・対話型になりますから、以前の研修よりも参画意識が湧きやすい事は言うまでもありません。)

 具体的には次のように受講生に語りかけます。

  • 研修のねらいとその背景(必要性)を解りやすく説明する。(コロナ禍の危機に臨んで、苦しみながらも皆で協力し合って前進しようという前向きの主旨説明、語りかけ。研修もその一環であると語りかけましょう。
  • 短期的には忙しい仕事の合間に研修するのは煩わしいが、中長期的にみると仕事に必要な知識や技能、新たな人間関係等が得られ「結局は受講生自身が得をする」と受講する社員にとってのメリットを(押し付けがましくならないように、さりげなく)説明する。
  • オンライン研修は、従来のオフライン研修とは異なり、双方向のコミュニケーションが必須の為「受講生全員で創り上げる」研修である。受講生のチームワークが研修の成否を決める事を説明する。(一人がやる気がないと、他の受講生が迷惑をします。)

(2)IT環境整備などの事前準備をしっかり行う

 オンライン研修では、全ての内容がIT技術・IT機器を通して展開されます。したがって、IT環境を整備する等事前準備が極めて重要です。

 基本的に、Web会議ができる環境(環境整備と準備)が必須ですが、この点は日常業務の場合はほとんどクリアされていると考えられます。オンライン研修の場合は、テレワークのタイミングで自宅等から参加される方もいると考えられますから、その場合は特に事前準備が大切になります。注意すべき点は次の通りです。

  • 安定したIT環境を確保・維持する。最新型のカメラやマイクは必要ありません。安定して音声が聞けて話せる、安定して顔が見られる事が重要です。
  • 今までと同じ機器類、パソコンのつもりでも必ず確認しましょう。
  • IT環境が瞬時に悪化する場合があります。例えば、ご自宅で誰かがネット配信動画を見始めたり等です。会社でも午後の執務時間に合わせ社員が一斉にネットにアクセスする事もあるでしょう。
  • 新しい機器類を使う場合は、直前に導入するのではなく、事前にうまく使えるかチェックしましょう。(例えば、新型のカメラを使う場合、今まで使っていたUSB2.0のポートでは使えない場合がある等違いが出ます。また、導入のタイミングでマイクが新しいカメラのものに切り替わったりする場合もあります。)
  • パソコンのOSが突然アップデートを始めてしまい、オンライン研修に参加できなくなる事もあります。そうならないように、事前に複数回確認しましょう(事前にアップデートする、研修時にはアップデートを一時停止する等)。

(3)IT初心者にはツールの使い方トレーニングを行う

 オンライン研修を行うには、基本的にWeb会議ができる環境(環境整備と準備)が必須です。また、現代のビジネスパーソン(職業人)として、「エクセル(表計算ソフト)、ワード(ワープロソフト)、メールソフト、ネット閲覧ソフト(ブラウザー)の操作」が一通り出来る必要があります(あくまで一般的な操作です。難しい計算などは出来なくても良いです)。こうした各種ソフトの一般的な操作が出来る能力もオンライン研修の大前提になります。

(4)参加する社員目線で考える(IT初心者をケア)

 しかし、どうしても個人差がありますから、苦手な方、IT初心者にはツールの使い方のトレーニングを行って下さい。(人間と言うのは面白いもので、自分の好きなSNS等には喜んで参加しても、「ITやインターネットは苦手だ、嫌いだ」という方がいます。)「解らないところ、出来ない事があったら言ってください。お教えしますから。」と声を掛けるレベルの簡単な支援(トレーニング)でも良いのです。

 要は、気遣ってあげる事です。「ITやインターネットは苦手だ、嫌いだ」という方を非難するのではなく、支援してあげましょう

(5)研修が始まったら慌てない

 研修が始まったら慌てないようにします。事前準備をきちんと行っていない場合、映像が映らないとか音声が聞こえないなど色々トラブルが起こりがちです。落ちついて対処すれば、大抵の場合オンライン研修に参加することができます。(慌ててしまったら、大抵の場合うまく回復できません。また、周囲を混乱に巻き込み大切な機会を台無しにしてしまいます。)

(6)受講生の役割分担を工夫する

 上述のようなトラブルが(可能性として)起こり得ると考え、私の場合は受講生の役割分担を工夫しています。具体的には次の通りです。

  • リーダー:グループ討議を民主的に進めていく役割を担います。
  • 書記:グループ討議や演習の際に、様々なデータのやり取りがあります。特にテキストをタイピングしたり、コピー&ペーストしたり煩わしい作業があります。そうしたIT技術の得意な方に書記として専任してもらいます。(もちろん書記もグループ討議に参加します。)
  • IT技術サポーター:IT技術に詳しい方を小グループのサポーターに任命し、ITが苦手な方をサポートする役割を担います。面倒見の良い方が好ましいです。全体としてみると複数名(小グループ数と同じ数)のサポーターがいる事になりますので、研修開始時にトラブルが起こった際にでも、協力し合って対応できるようになります。(複数のサポーターなので、複数の環境を知っているという良い点もあります。)

(7)オンライン研修を受講できようになる事はIT技術習得のプロセス

 オンライン研修のねらいには「Web会議システムを上手に使いこなせるようになる」事が含まれます。この視点が非常に重要です。今の時代、オンラインで上手にコミュニケーション出来るようになる事は大変有益です。私の企画するオンライン研修の場合には、非対面・遠隔で議論し、より良いものを作り出していくノウハウが詰まっていますので、その方法を実践的に学べるという側面があります。(例えば、「課長の役割」を学ぶだけでなく、オンラインコミュニケーションのスキルも同時に学んでいるのです。)

 したがって、オンライン研修の目標の一つに「オンライン研修をトラブルなく受講できる」(そのように事前準備する)という項目が加わるべきです。

(8)前向きなグループ討議:楽しい研修を企画する

 社員の立場に立って見ると、Web会議というのは憂鬱です。(いつもなら上司の意見に対し、ニッコリ笑って頷いていれば過ぎていく会議も、何らかのメッセ―ジを発しなければいけなせん。)ですから、同じような技術を使うオンライン研修もあまり乗り気になれない方もいるでしょう。

 しかし、同じようなWeb会議の技術を使っても、前向きなテーマのグループ討議なら、楽しいオンライン研修にできます。下の多数の参加者が写っている画像なども、楽しいグループ討議ならば「テレビのバラエティ番組で沢山のタレントが話している」様子に思えてきます。特に、コロナ禍の現在では、毎日マスク越しにしか働く仲間と接することができません。オンラインでしか自然なコミュニケーションができないというのも皮肉な物です。つまり、オンライン研修は社員にとっても楽しい体験にする事が出来るのです。

画像出典:Microsoft What educators have learned from remote learning prepares them for the new school year

 私自身も、パソコンは昔から好きで活用してきました。しかし、スマートフォンのビデオチャット等は嫌いでやる気になれませんでした。(大体、自分の顔を自分で見る経験がほんとんどありませんから、やりたくありません。毎朝、ヒゲをそる時に自分の無表情な顔を見続けていたためもあります。)

 ことろが、実際にMicrosoft TeamsやZoom、Webexなどやってみると、その画面の中の自分が生き生きと喋っている様子が「悪くないな」と思えてきます。そうすると、上の多数の参加者がいる画像等はテレビ番組に自分が参加しているような気持ちで楽しくなってきます。多数の方とオンラインで上手にコミュニケーションをとるのも、「難しい」というよりは、「楽しい会話ゲーム」のような気分になってきます。自分だけが話しても場がしらけますし、参加者の表情を見ながら「次はどう話しかけたらよいか」考えたりするのも新鮮です。

7.最新オンライン研修の事例

 私が企画・運営している最新のオンライン研修を、事例としてご紹介します。(研修内容や関連情報を各事例の下に載せています。)Microsoft TeamsとZoom、Webex等で実施可能な内容です。貴社のご都合に合わせ実施可能です。お好きな方を選んでください。

  • Microsoft Teams・Webex(セキュリティが高いので、安心できる研修ツールです)
  • Zoom:とても使いやすい(誰にでも使いやすいので、お勧めできる研修ツールです)

(1)オンライン課長研修

 オンライン研修の弱点・デメリットを克服する工夫として、次のような創意工夫を取り入れています。①反転学習2双方向型オンライン研修③対話型グループ討議(グループワーク)④カード・ブレーンストーミング技法。

 特徴としては、最近ご要望の多い「若手世代の育て方・接し方」を丁寧に解説し、具体的な育成ツールを紹介します。最新のモチベーション手法(内発的動機づけ)を学べる研修です。

新しい管理者の役割(マネジメント能力の開発1)

企業理念を部下・職場に浸透させる(マネジメント能力の開発3)

コミュニケーションを活性化する傾聴能力(マネジメント能力の開発4)

(2)オンラインリーダー研修

 オンライン研修の弱点・デメリットを克服する工夫として、次のような創意工夫を取り入れています。①反転学習2双方向型オンライン研修③対話型グループ討議(グループワーク)④カード・ブレーンストーミング技法。

 特徴としては、最近ご要望の多い「若手世代の指導育成方法」を丁寧に解説し、具体的な育成ツールを紹介します。最新のモチベーション手法(内発的動機づけ)を学べる研修です。

 「頼りになる中堅社員・職場リーダーを育てたい」という課題に対する効果的な対策手法をパッケージ化しました。この最新の内発的動機づけ手法を用いた活性化研修は、目的に応じて様々な展開方式が可能です。例えば、下の図は「中堅社員・リーダー教育の展開方式(研修)」の展開イメージ図です。

(3)オンライン活性化研修

 オンライン研修の弱点・デメリットを克服する工夫として、次のような創意工夫を取り入れています。①反転学習2双方向型オンライン研修③対話型グループ討議(グループワーク)④カード・ブレーンストーミング技法。

 特徴としては、若手世代の活性化を主体に、職場全体のモチベーションアップ、コミュニケーションの改善を行います。最新のモチベーション手法(内発的動機づけ)を用いた研修です。

テレワーク生産性向上オンライン活性化研修ツールが効果的!社員のケアZoom

(4)オンライン目標設定研修

 オンライン研修の弱点・デメリットを克服する工夫として、次のような創意工夫を取り入れています。①反転学習2双方向型オンライン研修③対話型グループ討議(グループワーク)④カード・ブレーンストーミング技法。

 特徴としては、ゲーム感覚で楽しくカード・ブレーンストーミングしながら、組織メンバーの問題意識を統一しつつ、重要課題を見つけ出します。受賞論文を基にしたオリジナリティの高い目標設定技法を使った研修です。

目標設定方法オンライン研修!目標管理訓練を安全安心にZoom

(5)オンライン若手育成の進め方研修

 オンライン研修の弱点・デメリットを克服する工夫として、次のような創意工夫を取り入れています。①反転学習2双方向型オンライン研修③対話型グループ討議(グループワーク)④カード・ブレーンストーミング技法。

 特徴としては、最近ご要望の多い「若手世代の指導育成方法」を「なぜ若手世代と断絶してしまったのか?」背景を丁寧に解説し、さらに具体的な育成ツールを紹介します。最新のモチベーション手法(内発的動機づけ)を学べる研修です。

 「若手育成の進め方」研修に関しては沢山の内容がありますので、次にまとめたページ(タグ)をご紹介します。次の研修内容や関連情報を、貴社のご要望に合わせ選択し最適な内容で実施可能です。講演などでも人気の内容です。

タグ : 「若手を支援し動機づけ伸ばす
若手を支援し、動機づけ、伸ばすための指導育成方法などの情報をタグでまとめて表示しているページです。上のリンクをクリックしてくださると一覧情報が見られます。

(6)オンラインロールプレイング研修

 オンライン研修の弱点・デメリットを克服する工夫として、次のような創意工夫を取り入れています。①反転学習2双方向型オンライン研修③対話型グループ討議(グループワーク)。下にロールプレイング研修の一例を示します。

業績向上につながる対話コミュニケーションの進め方(マネジメント能力の開発5)

(7)オンラインメンタルケア研修(短時間で気軽に)

 オンライン研修の弱点・デメリットを克服する工夫として、次のような創意工夫を取り入れています。①反転学習2双方向型オンライン研修③対話型グループ討議(グループワーク)

 特徴としては、ゲーム感覚で楽しく対話しながら、組織メンバーの仲間意識を高め、苦しい仕事環境の下でのストレス増大、マインド低下をケアします。これを短時間で気軽に実施できるカリキュラムに工夫しました。

(8)オンライン若手育成の離職対策研修

 オンライン研修の弱点・デメリットを克服する工夫として、次のような創意工夫を取り入れています。①反転学習2双方向型オンライン研修③対話型グループ討議(グループワーク)④カード・ブレーンストーミング技法。

 特徴としては、最近ご要望の多い「若手世代の早期離職対策」を「なぜ若手世代と断絶してしまったのか?」背景を丁寧に解説し、さらに具体的な育成ツールを紹介します。具体的な統計データなどに基づき客観的に問題点をえぐり出し、改善への方向性に納得感を持っていただきます。また、最新のモチベーション手法(内発的動機づけ)を学べる研修です。

若者の退職・離職防止!理由分析、キャリア形成支援で動機づけする最新モチベーション

 新型コロナウイルス感染症、そして「コロナ禍の不況」が恐ろしいのは、「重要な問題を隠してしまう」事です。例えば、人材育成の課題があった企業でも、一時それを忘れコロナ対策に集中せざるを得ません。また、「若者が3年で3割退職してしまう」大きな社会的問題も、労働力需給のバランスが求人側に傾く事で忘れられてしまいます。これは、例え表面的に若者の離職率が下がったとしても、内在している問題が解決されていないことを意味します。つまり、水面下で「やる気がない」という若者が増えてしまいます。

8.オンライン・コンサルティング

 離れていても、大切な事を伝える事はできます。それは、経験豊富なコンサルタントであり、問題解決技法を応用するからです。Teams & Zoom、Webexで実施可能です。

 従来の様に、離れていたら「電話で連絡を取り合う」「メールで伝える」だけでは不十分です。こちらから話しかけたら、貴方様の反応を見ながらさらに詳しく説明したり、そういうコミュニケーションが重要になってきます。その他にも様々なツールや工夫でコンサルティングを三密を避けて行います。重要なステップでは、訪問して話し合う事もあるでしょう(三密を避ける配慮をいたします)。それを上手に組み合わせます。

(1)オンライン人事制度設計

(2)オンライン賃金制度設計

 人件費の増加する予測値をシミュレーションしながら、賃金設計が可能です。現在の人件費ではなく、将来の人件費の推移、すなわち未来予測を取り入れた画期的な内容です。

(3)オンライン評価制度設計

(4)オンラインコンピテンシー設計

9.著作・論文とソリューションパッケージ(ノウハウ・ツール)の関係

 私の著作・論文の実績と、商品(ノウハウ・ツール)の関係を下に簡潔に図示します。その殆ど全てを、セキュリティに優れるMicrosoft TeamsやWebex、Zoom等で、非対面・遠隔で研修実施・サービス提供する事が可能です。

 従来の研究成果を、どのように非対面・遠隔で研修実施・サービス提供できるかを、私の著作・論文と関係づけて整理すると次のようになります。

  • 『ちょっとズレてる部下ほど戦力になる!』(単著、日本経済新聞出版社、2018年)の内容に、さらに研究範囲を教育政策や就労政策まで学際的に広げて、「若者が3年で3割退職してしまう」社会的問題に対する効果的な対策手法をパッケージ化しました。それが『若手社員の育成・活性化・離職防止に役立つ「新しいモチベーション手法と効果的ツール」』(活性化研修)です。これをまず最初にオンライン研修へ改良します。
  • ①「効果的な『目標による管理』を推進するための『問題解決型/現状改革型課題』設定手法」(第48回全能連賞受賞、1996年)→非対面・遠隔でブレーンストーミング型の目標設定研修(オンライン研修)実施が可能です。
  • ②「『知創型コンピテンシー評価制度の提案』21世紀のナレッジマネジメントを加速する」(第53回全能連賞受賞、2001年)→非対面・遠隔でブレーンストーミング型のコンピテンシー作成ワークショップ実施が可能です。参画型で作るコンピテンシーなので非常に効果的です。人事スタッフの皆様との打ち合わせも、Microsoft Teamsを使って非対面・遠隔で実施できます。
  • ③「~『知識創造』により人を最大限に活かし真の企業発展に貢献する~“知識創造型人事”革新の提案」(第55回優秀論文入選、2003年)→テレワークでは物理的接触が希薄になり、従来よりもっと緊密なコミュニケーションが必要である。しかし、チームワークは弱まり人の絆もうすれてしまう。チームワークと絆こそが知識創造のポイントであるため、オンライン研修「非対面型活性化研修」で効果的に対応可能です。
  • ④「雇用多様化時代の『実践キャリア教育』人事戦略~仕事への前向きな価値観『心的資産』を創出し多様な人材を統合・活性化する~」(第58回優秀論文入選、2006年)→新商品の「非対面型活性化研修」の発想の原点ともいえる内容。こうしたことが困難になるテレワークの弱点に対し、オンライン研修「非対面型活性化研修」で効果的に対応可能です。

10.まとめ

 オンライン研修には様々な弱点・デメリットがあります。また、現状を見つめると克服すべき事もあるでしょう。しかし、それらは案外簡単に改善でき、強みを活かせます。社員の苦手意識も、実際にやってみると大抵は解消されます。IT技術も日進月歩で進歩していますので費用対効果が改善していますから、まずはチャレンジを始める事が大切です。未経験だからと言って立ち止まってしまう事が最大のリスクです。

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研修のお申し込みは、私のホームページの「お問合わせ」https://katou.info/contact-2/よりお願いいたします。ご希望の日程、参加人数などお知らせください。