私は先日【走れ、86。特別試乗会/富士スピードウェイ】午前の部に参加しました。大変素晴らしい体験でした。「走れ、86。特別試乗会」は車好きにとって夢のような一日でした。90倍の倍率の下、幸運にも当選し参加できた者として、その夢のような喜び、興奮を忘れないうちにWebで公開して、沢山の方と共有できればと思います(このホームページは本来趣味のブログではありませんが特別に掲載しています)
 新型トヨタ86はレーサーではない我々一般人にも自由自在に操れます。試乗会では、まず講師のラインを真似て、次はタイムが出るグリップ走行で、さらには突っ込み重視の走り方でと86を自分の手足のように操ることができ、自然に魂が高揚しました。
 この素晴らしさを、クルマ離れしてしまった?とも言われる若者にぜひお伝えしたいと思います。
(若い皆様向けにアニメに例えて楽しく記述しています。大人の方は読まないでください。)

 ズバリ言います。新型トヨタ86は貴方が乗るオーダーメイドの「特別マシン」です。(ガンダムや継衛などのような特別機です。)新型トヨタ86はガンダム画像の出典:TOYOTA GAZOO Racing

1.新型トヨタ86は貴方のアバター(分身)になる

 いつもはオートマで燃費を気にしながら運転している50代のおっさん(私)が、不慣れなショートサーキットで喜びの声をあげながら走ってしまうほど、この新型86は操縦性が抜群です。

 皆さんも想像してみてください。初めて乗った車で、初めて走るサーキットを自由自在に走れるという事が、どれほど希有で素晴らしいことか。何か機械を操作しているのではなく、まるで新型86が自分自身になったような感覚です。

佐藤選手デモラン画像:佐藤選手によるデモラン(加藤撮影)

(1)新型トヨタ86が「自分自身になったような感覚」

 この新型86が「自分自身になったような感覚」は儚いもので、他の車ならタイヤの選択を間違えただけで消えてしまいます。例えば、ハイグリップタイヤだと路面に粘り付くので、車が「自分自身になったような感覚」は感じやすくなります。
 しかし、新型86は「自分自身になったような感覚」をエコタイヤで実現しているのです。これは本当に素晴らしいことです。新型86は車体側の実力を高めることで、エコタイヤで車が「自分自身になったような感覚」を可能にしています。

(2)私の経験の中から見える真実

 ちなみに、車が「自分自身になったような感覚」は、サーキット走行レベルだと、私の経験ではアルファスッド(水平対向エンジンのFF車)にピレリP6(初代、70扁平率)を履いている時に経験できました。
 また、街乗りレベルだと、超軽量車であるスバルff-1 1300Gスポーツセダン(730kg、水平対向エンジン、ツインキャブレター)、そして純粋な二人乗りスポーツカーであるロードスター(初代NA型)、カプチーノ(超軽量700kg)に乗ったときだけでした。アルファスッドも、タイヤ選択を間違えると、街乗りでは普通の車になってしまいました。

2.新型トヨタ86の洗練された感覚

 しかも、新型86は車が「自分自身になったような感覚」を、優れた乗り心地と、良く効くエアコンを備えて実現しています。
 普通、スポーツカーというと、ガタピシする乗り心地に耐え、切れ味鋭い日本刀を持つような緊張感(危険さ)を感じながら走るものでした。しかし、新型86は危険さを全く感じさせず、シルキーなスムーズさのうちに、車を自由自在に操れます。この洗練された感覚はダイヤモンドのように希少です。

(1)新型トヨタ86はガンダムもしくは継衛である

 つまり、新型トヨタ86はダイヤモンドのように希少な、プロトタイプ機であった「ガンダム」なのです。他の量産型のモビルスーツとは違うのです。まるで、自分自身の延長のようになって、自由自在に動いてくれるガンダムです。
 もちろん、エヴァンゲリオンがお好きな方には、新型86はあなただけのエヴァンゲリオン初号機になるのです。最近はアニメ:シドニアの騎士のクオリティが非常に高いですから、若い方にはむしろ「継衛」(つぐもり:一七式衛人(もりと) 白月改 継衛)が好みに合うでしょうか?

 テレビアニメを見ながら、もしくはガンダムのゲームをしながら、あなたはきっと「ガンダムを操縦している」気分を満喫しているはずです。(私自身もそうです。また、仕事上で若い方と話したときに、そう聞きました。)
 新型86に乗れば、その「ガンダムを操縦している」気分(シドニアの騎士になった気分)を毎日味わえるのです。
 そういえば、ガンダムシリーズの主人公は、初めてガンダムに乗ったときに、初めから上手に操ることができるんですね。これも、新型86に似ています。

(2)ザク(古い量産型)とは違う

 もちろん、他のスポーツカーも、運転テクニックが上手になれば、手足のように操れるでしょう。ザクに乗っても強いパイロットはいました。

 また、超軽量車は、まさに軽量化されたザクです。しかし、これはガタピシする乗り心地に耐え、切れ味鋭い日本刀を持つような緊張感(危険さ)を感じながら走る従来型のチューンナップ版です。

 今回私は【走れ、86。特別試乗会/富士スピードウェイ】午前の部に参加しました。そして、終わった後に、駐車場にたたずむ愛車を見た際に、「ああ、私の愛車は軽量化されたザク(赤い彗星)だよなあ、時代遅れかもなぁ。」とつくづく考えてしまいました。
軽量化で高性能化した愛車は、まるで赤い彗星だ

 新型86のような素晴らしい車が売っている時代に生まれた、今の若者は、きっと私たちよりずっと幸せなはずです。
 私たちの時代には、ガンダム(or 継衛)に乗るには、ディーラーが日本から撤退した欧州車などに苦労を重ねて乗るしかなかったのです。実際私は、アルファスッドの修理をお願いしに行ったら、「うちは今からマセラッティの納車整備があるから、アルファスッドの修理などやってられない」と言われたことがあります。

3.車は好きじゃなくても運転は楽しい

(1)私も車は嫌いだったけど運転して好きになった

 私も、子供の頃は、実は車は嫌いだったのです。私は飛行機が好きで、その洗練された機能美とロマンに魅せられていました。その飛行機の魅力に比べれば、車は好きになる対象ではありませんでした。よく同級生が「あれはトヨタ・コロナ」だとか、「コロナ・マーク2!」とか車名あてをしていましたが、私自身は車はみな同じに見えて、全く興味がありませんでした。

 しかし、免許を取って父の車(初代シビック)に乗ってドライブしてみると、けっこう楽しいじゃないですか!空いた田舎道だと怖くないし、なんとなく大好きな飛行機を操縦している気分です。

 そして、父の車に乗って初の長距離ドライブをした際に、スバル360と運命的な出会いをしました。田舎道の道端にたたずむスバル360は、他の何にも似ていない車でした。「何だこれは、僕の知っている車じゃないぞ」と思わず引き返してみると、スバル360という車名がわかりました。
 その後、調べるとこれは元飛行機メーカーの技術者が開発した名車であることがわかりました。飛行機ファンの私が惹かれるのも当然でした。

 結局、文章や画像ではわからない魅力が、車の運転にはあるのです。最近はコンピューターゲームが発達して、相当楽しい運転シミュレーションができますが、やはりシミュレーションにすぎません。
 ぜひ、若い皆さんには、免許を取ったら、レンタカーや実家の車で空いた田舎道をドライブして欲しいです。そして、運転の楽しさを体験して欲しいです

(2)ぜひ安全なサーキットに行こう!

 この新型86の素晴らしさを味わうには、安全に走れるサーキットに行くのが一番です。

 日本には各地にショートサーキットがあって、ちょっとインターネットで検索すれば、初心者が走れる走行会などすぐに見つかるはずです。さあ、君もガンダム(or 継衛)のコクピットに乗って走り出そう!

「走れ、86。特別試乗会/富士スピードウェイ」の午前の部
画像の出典:TOYOTA GAZOO Racing