アルファスッドの類稀な操縦性!同じFLAT4の86KOUKIと比較
アルファスッドは、新型トヨタ86と同じFLAT4(水平対向エンジン)のFF車です。かつて「値段の高低に関わらず、世界で最もハンドリングの良い5台の車の内の1台である。」と賞賛された偉大な小型車です。新型トヨタ86(86KOUKI)とアルファスッドを同等の操縦性と言った以上、アルファスッドの素晴らしさを紹介することは、新型トヨタ86の素晴らしさを裏付けることに外なりません。
7月31日の、「走れ、86。特別試乗会/富士スピードウェイ」の午前の部に参加させていただきました。大変素晴らしい体験でした、有り難うございました。
「走れ、86。特別試乗会」は車好きにとって夢のような一日でした。90倍の倍率の下、幸運にも当選し参加できた者として、その夢のような喜び、興奮を忘れないうちにまとめてWebで公開し、沢山の方と共有できればと思います(このホームページは本来趣味のブログではありませんが特別に掲載しています)。
左画像出典: 「走れ、86。特別試乗会」新型86の魅力が堪能できる特別な1日 ショートバージョンよりスクリーンショット。
https://www.youtube.com/watch?v=KPUCwPzOFMg
右写真撮影:某雑誌の方に私のiPhoneで撮影していただきました。(現在はこの写真より10kgほど痩せております。)
そのアルファスッドの類まれな操縦性、サスペンションの秘密を紹介します。
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また、スバル4WDの開発秘話(スクープ!)も載っています(ケーススタディ スバル4WDはちょっとズレてる部下が作った)。
目次だけでも読んでみてください。→目次詳細(日本経済新聞出版社のサイトへリンクします)
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1.フロントサスペンション
フロントサスペンションは、ストラット+コイルスプリング(独立サス)形式です。
写真でも解るように、タイヤを取りつける部分にブレーキはありません(インボードディスクブレーキ)。エンジンの後に着いているギアボックスの直ぐ傍にインボード形式で着いています。インボード形式にすることで、ホイール周りの慣性重量がとても軽くなり、ハンドリング性能が向上します。
(惜しむらくは、スバル1000・ff-1の様にセンターピボットステアリング形式を併用すれば、非常に軽くシャープなステアリングが実現できたはずです。ただし、そのためにはウイッシュボーンサスペンションを採用する必要があり、コストが高くなりすぎてしまったでしょう…)
この写真では車軸のエンジン側にブレーキディスクが僅かに見えています。
ちなみに、かつての我が愛車のショックアブソーバーはコニースポーツです(車検のために黒くぬられてしまいましたが)。
2.リアサスペンション
リアサスペンションは、ワッツリンク形式です。ビームアクスルをパナールロッドとワッツリンクで位置決め+コイルスプリングで吊っています。
ワッツリンク形式にすることで、常にタイヤの最良のトレッド面を道路に正対させることが可能になっています。車体がコーナリング中に傾いても、タイヤは常に道路に張りついていて腰砕けになることはありません。
また、スッドは小型車にも関わらず、4輪にディスクブレーキが奢られています。
3.スポーツサスペンションの秘密
サスペンションの秘密は、食いつきの良いフロントサスとコントロール性の良いリアサスにあります。
フロントサスは正面から見るとハの字になっています(ネガティブキャンバー)。カーブを曲がるときに車体が傾いても、ある程度タイヤの最良のトレッド面を道路に対して正対させる事が可能です。これが食いつきが良い秘密です。
一方、リアは常に最良のトレッド面を道路に対して正対させることが出来るので、タイヤ本来の持つ最良の性能を享受することが出来ます。これが、コントロール性の良い秘密です。
そして、この前後サスのバランスが最高のスポーツサスペンションに結実しています。
4.モータリングアクロスの思い出
ドライビングスクールの思い出【モータリングアクロス】もう30年位前かなぁ?貴重な写真が出てきたのでアップ。モータリングアクロスというトーヨータイヤ主催のサーキットドライビングスクール(トーヨーがスポンサーなので格安)。昔は、こうやってカーライフを盛り上げてくれてた。
講義と実践走行(ジムカーナ場とサーキット)で一日盛りだくさん。筑波サーキットではブレーキングドリフトを教わった。アルファスッドのサスだから俺でも直ぐ出来た。ちなみに、車は珍しいアルファスッド・スーパー1500(4ドアセダン)。カーグラフィックの小林編集長もこの4ドアスッドに惚れ込んでた。松任谷正隆さんはツインキャブの1500TI。まあ、ディーラーも無い時代だから。
富士スピードウエイに行ったときは、燃料フィルターに水が溜まっててエンジンへのガソリンが息継ぎし、困った。講師から「車が大事なのはわかるけど、もっと速く走りなさい」と指導された(笑)