NapoliのAlfasud S.p.Aで、イタリア人の素晴らしい人情に出逢いました。映画「マカロニ」に出てくるような思い出です。スバル1000のオマージュとして乗ったアルファスッドが作られた工場を訪問したのです。

1.スバル1000へのオマージュ:アルファスッドに乗る

 スバル1300Gの次に乗ったのは、イタリアの異母兄弟とも言えるアルファスッドです。1200ccと小型でtiというスポーツタイプでした。当時アルファロメオの正規輸入ディーラーが途絶え、覚悟を決めて(根性で)乗っていました。決して、高価な外車に乗るというイメージではありません
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写真の出典:ALFAROMEO – FCA ITALY S.P.A.

 水平対向エンジンを積んだ小型FF車であるアルファスッドは、スバル1000の真似ではないかと言われたものです。真似というのは言いすぎで、スバル1000への敬意を込めたオマージュというのが適切でしょう。同様な設計にシトロエンGSという車もありました。

 スバル1300Gもアルファスッドも大変気に入り、「いつかアルファスッドが作られた工場を訪問したい」と思うようになりました。そして、長期休暇が取れるタイミングで、アルファスッド工場への旅が実現したのです。

2.ミラノ・アレーゼのアルファロメオ本社

(1)Alfaromeo Main office at Milano

 憧れのアルファロメオ本社、併設されているアルファロメオ博物館を訪問しました。日本からアポイントをとっていたので、親切な広報担当の方が極東からの珍客を迎えてくれました。
 本社に向かう途中、ミラノのノルド駅が解らなくて困ったものです。だんだん寒くなってきて困りました。迷ったのは、イタリアでは美観を損なわないようにか?看板が少なかったからです。
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(2)アルファロメオ博物館

 アルファロメオ博物館を訪問。博物館では偶然日本のバイク関係の方とご一緒しました。この写真はその方に撮っていただきました。当時の愛車スッドと同型車と私です。博物館の中には貴重なアルファロメオが沢山眠っていました。オイルの香りがかすかに漂い、良い感じでした。
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3.憧れのスッド工場を訪問

 鉄道を使って、ミラノからフィレンツェを経てローマへ、そして目的地であるナポリへ向かいました。ナポリからスッド工場までは、ベスビオ周遊鉄道で向かいます。工場はポミリアーノという駅にあるらしいので、そこへ向かいました。

(1)親切なナポリのバスの運転手さん

 しかし、ポミリアーノは観光地ではないのでタクシーがなかったのです。困ってうろうろ探してみると、バスがあります。運転手さんに聞いてみましたが、英語がほとんど通じません。私も片言の観光イタリア語を学んでは行きましたが、複雑なことはしゃべれません、聞けません。

 なんとか身振り手振りと情熱で、「私は日本でアルファスッドに乗っています。そこで、アルファスッドが生まれた工場へ訪問したいのです。」と伝えました。おそらく、通勤用のバス路線があるのでしょう、ただし運行時間が合わないとの事。不慣れなポミリアーノで夜を迎えるのはちょっと厳しいです。
 そういう気持ちが伝わったのか、親切なバスの運転手さんが特別便バス!で工場の駐車場まで案内してくださいました有難うございました!
 これはその時の二人の運転手さんの写真です。日本へ帰ってから、さっそくサンキュー・レターを書きました。
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(2)ナポリには素晴らしい人情がある

 後日、映画「マカロニ」を見て、ナポリには素敵な人情があることを知りました。

 下の写真はアルファスッド工場の駐車場でとっていただきました。遠くに霞むのはベスビオ火山でしょうか?工場内へは入れませんが、工場が見られただけで大満足です。
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 今日では、スマートフォンとグーグル・マップを使ってたどり着けるのかもしれませんが、当時はそのようなテクノロジーは無かったのです。
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4.イタリアの旅の思い出

(1)ナポリの街

 青の洞窟、ナポリ湾に浮かぶカプリ島……
今にもソフィアローレンが前を通り過ぎて行きそうです。
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 ナポリの街角では、スッドもタクシーで現役でした。ぜひ乗りたかったのですが、少数派でした。右側の白いスッドのタクシーは、路上に止まっていました。そこで、「乗ろうかな?」と思ったのですが、この写真のとおり大分薄汚れて怪しい雰囲気でしたので、断念しました。
 ローマでは憧れのジュリエッタ116型のタクシーに乗りました。
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(2)ナポリのグルメ

A.Ciro a Santa Brigida

チーロ・ア・サンタブリジーダ
 ナポリで一番のピッツエリア・リストランテ
 名物は、やはりピッツア!これぞナポリ!人生観が変わる程美味しかった!「もう一枚同じものを食べたい!」と思いました。当時600円程度で世界一美味しいピッツアが食べられて感激しました。
 そして、カメリエーレの接客が素晴らしかったです。何が良いか聞いたら、1番シンプルなピッツア・マルゲリータが良いと勧めてくれました。大正解でした。
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写真の出典:http://www.ciroasantabrigida.it/

私の食べた物
ピッツア・マルゲリータ、リングイーネ・プッタネスカ、ヴィーノ・グリージョ(白ワイン)

B.Ristorante Trattoria da Mimi(現Ristorante Mimi alla Ferrovia)

リストランテ・トラットリア・ダ・ミミ
 「ナポリの美しい風景を見て、ミミで食事をすれば死んでも悔いはない」と言われていた名店です。
 サービスはウエイターさんが少なくてちょっと残念でしたが、それも人件費を浮かし、良質な材料を使うためとか……納得です。
 スズキの炭火焼は絶品!やはり素材が素晴らしいのでしょう。魚食いの日本人が完敗しました……イタリアおそるべし!
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写真の出典:http://www.mimiallaferrovia.it/

私の食べた物
スパゲッティ・アラ・ミミ(魚介類のスパゲティ)、白身魚(スズキ)の炭火焼

(3)映画「マカロニ」と食べられなかったナポリ名物「ババ」

 映画「マカロニ」の中で主人公二人が道路で、ソフトクリームを食べるように立ち食いするババ(ナポリ風サバラン)!二人が口の回りにつけているクリームは、ババに沢山盛られたものです。日本のお上品なババと、映画の中の巨大なババはちょっと違うようです。映画のババは、ウイスキーを飲む代りに食べようと提案されたシロモノ!リキュールも大量に染み込んで、酔えるのでしょうか?
 映画「マカロニ」を見たのは、ナポリ旅行の後でしたので、ナポリではババは食べられませんでした。悔しいのでまたナポリへ行きたい!
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写真の出典:L&A・デ・ラウレンティス=マスフィルム、シネセゾン

日本で食べられるババ

 最近は、沢山のナポリ式ピッツェリアでババが食べられるようになりました。大変有り難いことです。(ババ目当ての方は、事前に電話でご確認くださるとよろしいと思います。)

Partenope(トラットリア・ピッツェリア パルテノペ:品川恵比須広尾

Trattoria e Pizzeria PAPPARE NAPOLI(トラットリア・ピッツェリア パッパーレ・ナポリ:品川)

Trattoria e Pizzeria L’ARTE(トラットリア・ピッツェリア ラルテ:三軒茶屋)

ラ・ピッコラ・ターヴォラ:永福町