イノベーションは往々にして受け入れ難いものです。今までの常識からすると理解し難く奇妙な感じがするからです。「車にアルミテープを貼るだけで、自分の車の性能がアップする」そんなアルミテープチューンもまさに奇妙な感じがします。数百円のアルミテープで車の性能が向上するなど信じられません。
 しかし、アルミテープチューンは決してオカルト等ではなく、特許によって裏付けられた科学的な改善策なのです。そして、ユーザーが自分で試すことができるので「車の楽しさ」を手軽に味わえる素晴らしいイノベーションなのです。

 下のイメージ図のように、自動車にアルミテープを貼ると、①コロナ放電が自然に起きて、②静電気を中和(おおいに減らして)してくれます。その結果、③静電気を原因として起こっていた④様々な「悪さ」が無くなり、⑤⑥自動車の性能が実質的に向上するのです。
アルミテープチューンと静電気(因果関係イメージ図)改善後

  改善の方向性は、①操縦安定性の向上(高速道路を安心して走れるなど)、②高効率の追求(燃費向上など)、③運転する楽しさを高める、です。
 (燃費の向上は省資源につながり、操縦安定性の向上は交通事故の減少につながる公益性社会性の高い情報です。このホームページは本来趣味のブログではありませんが、その意味からも特別に掲載しています。)

 現在、『ファスト&スロー』~あなたの意思はどのように決まるか?~2014年、ダニエル・カーネマン (著), 村井章子 (翻訳)、早川書房を読み、「行動経済学」を研究中です。「我々の直感は間違ってばかり?」

Contents

1.アルミテープチューンとは何か?

アルミテープチューン見本素

(1)アルミテープを貼ると車の性能がアップする

 自動車の樹脂部品や塗装された金属部分には、静電気が帯電します。その静電気は数々の悪さをし、自動車の性能を低下させます
アルミテープチューンと静電気(因果関係イメージ図)改善前

 ところが、静電気が帯電する場所にアルミテープを貼ることで、静電気を除去できるのです。つまり、アルミテープを貼ることで、静電気のしていた悪さを解消できるのです。

アルミテープチューンと静電気(因果関係イメージ図)改善後

 それゆえ、アルミテープを貼ることは、性能向上につながります。(正確には、静電気を帯びていないベストの状態に戻ります。)

(2)トヨタ自動車がアピールしている新技術

(3)沢山の特許が裏付ける新技術

  • 特開2016-049880 車両用帯電電荷低減装置(ステアリング、ステアリングコラム、BCペダル関係)
  • 特開2016-078640 車両の吸気装置(インレット、エアクリボックス、インマニ関係)
  • 特開2016-117388 車両の冷却装置(ファンシュラウド関係)
  • 特開2016-121671 車両の吸気装置(エアクリボックス関係)
  • 特開2016-124319 車両(ボディサイド関係)
  • 特開2016-125398 エンジンおよびエンジンの製造方法(シリンダヘッド関係)
  • 特開2016-125400 車両の排気装置(マフラーリング関係)
  • 特開2016-131427 車両(HV、EV等のPCU関係)
  • 特開2016-133032 車両の潤滑油又は燃料の供給装置(燃料タンク、オイルパン関係)
  • 特開2016-138651 車両の減衰力発生装置(ショック関係)
  • 特開2016-141167 車両の車輪支持装置(ハブ関係)
  • 特開2016-148369 車両の制動力発生装置(ブレーキ関係)

(4)デメリットの少ない新技術

 世の中の事柄には、メリットもあればデメリットもあるということが大半です。しかし、アルミテープチューンの場合は、デメリットはほとんどありません。
 アルミテープを外装に貼れば、多少の空気抵抗の増加にはなりますが、非常に薄いアルミテープですので、ほとんどデメリットは無いと言えます。
 特に、トヨタ自動車では、商用車にもアルミテープチューンを採用していることを考えると、非常に興味深いです。

(5)ユーザーが低廉に試せる新技術

 導電性のあるアルミテープでも数百円で買えます。もし、ご家庭にアルミテープがすでにあれば、それを手でちぎって貼っても良いのです。
 そして、気にいらなければ、サッと剥がせば良いのですから、トライ・アンド・エラーで気軽に楽しめます。

(6)車の楽しさを味あわせてくれる新技術

 トヨタ自動車が、一般ユーザーに向けて「アルミテープチューン」の情報を開示しているのは、「車の楽しさを味わいませんか?」というメッセージではないでしょうか?
 市販のエアロパーツなどをつけるのも楽しいですが、アルミテープチューンの場合はユーザーの創意工夫が効果に反映されますので、本当に楽しいです。

 これは、ホームオーディオ(ピュアオーディオ)で、様々に創意工夫して良い音を創り出すのに似ています。
 オーディオの世界では、決して高価ではない製品で、自分なりの創意工夫を凝らすのが楽しいのです。ピュアオーディオでは、製品を買ってきてポンとおいて良い音が鳴るという訳ではないのです。様々なセッティングやノイズ対策など、自分で調べて試行錯誤を楽しむのです。長岡鉄男先生などの取り組みは、誰にでもチャレンジできるものです。

2.アルミテープチューンの原理

 アルミテープチューンの原理を、一般的な言葉で、ざっくりとご説明します。
(わかりやすく説明しますので、厳密な専門用語・理論ではありません。正確に詳しく説明しようとすると、解りにくくなりがちで困っています。)

(1)自動車と静電気

 自動車は、走行するとプラスに帯電します。それが静電気です。(原子の中身である電子:マイナス帯電が逃げ出し、相対的にプラス帯電状態になります。)
 例えば、自動車は走れば、タイヤと路面が摩擦しあいます。その際に、沢山のプラス電気(電荷)を帯電します(静電気を帯びます)。
 昔の車に比べ、今の自動車はむき出しの金属が減り、樹脂部品が増えました。したがって、今の自動車は静電気を帯電しやすくなったと言えます。

A.静電気は電子・陽子(原子の中身)レベル

 我々一般人は、電気というと、プラスからマイナスへ電線の中を電流が流れるイメージで凝り固まっています。
 しかし、静電気は、電子・陽子レベルの現象(原子の中身)だと考える方が解りやすいです。例えば、プラスの電気(電荷)が増えてしまった状態静電気を帯びたと言うのです(電子:マイナスが減って、相対的に陽子:プラスが増えます)。
 電子・陽子レベルの事柄ですから、導通性の無いガラスやプラスチック等の中を移動します。

(2)コロナ放電による静電気の除去

 静電気を帯びた物体に、突起があると、コロナ放電がおこります。そして、空気がコロナ放電により電離されて正・負イオンを生成します。

 アルミテープチューンの場合は、アルミテープの端(エッジ)からコロナ放電します。そうすると、周囲には正・負イオンが増えます。負イオンとは、電子:マイナスを沢山受け取った状態で、隙あればその電子:マイナスを放出して安定したがります。
 その結果、アルミテープが「あたかも周囲の電子:マイナスを吸い取るかのように働き」車のプラスの帯電を中和します(プラスが多い車の状態を、マイナスを増やすことで安定させます)。

 つまり、アルミテープは、コロナ放電を自然に起こし、静電気を除去してくれる大変便利な装置なのです。

 私の場合は、以前からホームオーディオの音を良くする工夫の中から、「ステンレスたわし」などを活用したコロナ放電による静電気除去対策を学んで実践していました。(ちなみに、スチールたわしは燃えるので、自動車には絶対に使用しないでください。)

3.静電気の悪さが自動車の性能を損なう

 自動車にたまってしまう静電気は、次のような数々を悪さをします
アルミテープチューンと静電気(因果関係イメージ図)改善前
(言葉を変えれば、静電気を除去すると、(1)から(5)のような数々の悪い点を改善することができます。①原因:静電気→②結果:悪さの関係ですから、原因を取り除けば、それに起因する悪さも無くなります。)

 また、これらの多数の静電気の悪さは、複合的に自動車の性能を低下させています。これは換言すると、アルミテープチューンをすることで、これらの多面的な静電気の悪さに起因する「複合的な性能低下」を一度に解決するという意味にもなります。これは、あまりにも不思議で効果的なので、オカルトチューン、「理屈で説明できない」などと言われてしまうのです。(このへんの状況は、ピュアオーディオの世界で、「理屈が100%解っているわけではないが、この対策をすると音がよくなる。だから、楽しみながら実践する。」というのとよく似ています。)

(1)静電気は悪さをする1:エアロダイナミクスを損なう

 自動車はプラスに帯電します(静電気を帯びる)。そして、空気もプラスに帯電するのです。
 したがって、自動車と空気はプラスどうしで反発しあいます。すると、自動車の車体の周りの空気(気流)は離れていってしまいます。車体の周りの気流が乱れれば、操縦安定性も低下します。
 別の見方をすると、設計で意図した通りに空気が流れなくなるのです。最近は、スーパーコンピューターでエアロダイナミクスの精緻なシミュレーションができるようになりましたが、静電気を帯びると残念な結果になってしまうのです。

(2)静電気は悪さをする2:空気抵抗が増大する

 例えば、エンジンの吸気管が曲がっていると、そこにも静電気が帯電し、空気抵抗が増えます。そうなると、エンジンは沢山の空気を吸い込むのが難しくなり、性能が低下します。

(3)静電気は悪さをする3:潤滑油・作動油等を硬くする

 例えば、ショックアブソーバーの作動油が硬くなれば、乗り心地や操縦安定性も低下しかねません。
(私の経験上からは、一般人が明確に体感できるほどの悪さにはならないこともあるようです。)

(4)静電気は悪さをする4:ゴム類を硬くする

 例えば、サスペンションは、多数のゴム類で連結されています。そのゴムが硬くなれば、乗り心地や操縦安定性も低下しかねません。
(私の経験上からは、一般人が明確に体感できるほどの悪さにはならないこともあるようです。)

(5)静電気は悪さをする5:電気信号にノイズが混入

 電気信号のノイズ、これは結構厄介です。カーオーディオの場合は、明らかに音が悪くなります。私も、もともとはホームオーディオの音を良くする工夫の中から、静電気除去対策を学んで実践していました。

4.アルミテープチューンを自作する

(1)アルミテープチューン自作の見本

 アルミテープチューンは、できるだけ目立たないように「裏側に貼る」(室内側に貼るのも含む)のがポイントです。例えば、ドアハンドルなどは内側(裏側)に貼るべきです。
 また、どうしても外側に貼る場合には、多少効果は劣りますが、黒いアルミテープを使うと良いでしょう。(黒いアルミテープの場合は、多少量を増やしたり、裏側にも貼って両面から除電するなど工夫すると良いです。)
 最初はアルミテープチューンを自分で施工するのが嬉しくて銀色のアルミテープも気になりません。しかし、10日もするとギラギラと光るアルミテープが少々目立ち過ぎに思えてきます。

 少しでも効果を高めるために、ギザギザはさみで加工します。下の写真のように適当にギザギザのエッジを増やします。このエッジから静電気をコロナ放電します。(表に貼る場合は、エッジを増やすことにこだわらない方が美観が保てます。)

アルミテープチューン見本ギザギザはさみで切るアルミテープチューン見本ギザギザに切った例

 トヨタ自動車で純正部品を求めると、下のような櫛形のアルミテープです。しかし、自作する場合は、櫛形にこだわらずに、上のように簡便にエッジを増やす方がストレスが溜まりません。(櫛形は切るだけなら頑張れても、貼る際にグシャグシャになりがちです。ちなみに、傷が付いている方がエッジが増えるので効果が高いそうですから、気楽に楽しみましょう。)
アルミテープチューン見本トヨタ型

 また、アルミテープを貼る場所は、濡れタオルなどで埃を掃除してください。(可能であれば、脱脂すると良いでしょう。)

バンパー裏側へのアルミテープチューン

 前後バンパー裏側へのアルミテープチューンは非常に効果的ですが、貼りつけ作業の難易度も高いです。バンパーを取り外せれば良いですが、なかなか難しいでしょう。(旧車だと、プラスチックの留め具などが破損したりしかねませんので、一般の方はご注意ください。)
 そこで、次のようなアイデアをご紹介します。
スマートフォンや携帯電話で撮影すると、裏側の様子が解ります
②濡れタオルなどで簡単に掃除します。
③アルミテープに加工をし過ぎると、歪み易くなり手軽に貼れません。左右を切っただけで貼ります。あまり長くしないで、その分枚数を増やしてもよいでしょう。
④上の写真のように、多少曲がっても大丈夫です。試しに貼ってみましょう。標準車高の車なら、案外手探りで貼れます。
⑤そして、張り終わったら、もう一度スマートフォンや携帯電話で撮影して、確認します。(必要なら張り直すなど修正しますが、あまり神経質にならなくても良いでしょう。)

(2)アルミテープチューンに使用する物

 アルミテープチューンには、高価な物は必要ありません。せいぜい、一流メーカーのアルミテープを買うくらいです。アルミテープチューン用品
 おすすめのアルミテープチューン用品は次の通りです。

  • 寺岡製作所 アルミ箔粘着テープ NO.8371 つや消し:導通性もあり安いので入門用に最適加工しやすい
  • 寺岡製作所 導電性アルミ箔粘着テープNO.8303(10mmX20M):導通性保証。
  • ニトムズ アルミテープブラックつやなし J3270:導通性が無いため多少効果は劣るが、目立たせたくない外装用に適する。
  • ギザギザはさみ(長谷川刃物 工作はさみ ギザッコII JPS-680等):100円ショップにも同等品が売っている。
  • 3M 導電性アルミ箔テープ No.AL-50BT(25mm幅x3m):超一流メーカーだがやや高価。
ブラックアルミテープなら目立たない

ブラックアルミテープなら目立たない。黄色い丸の箇所。銀のアルミテープは目立つ。

5.アルミテープをどこに貼るか?

 アルミテープチューンで貼る場所は、上の特許の内容からも解るように、ありとあらゆる箇所です(静電気はそれほど様々な場所で帯電しています)。
 しかし、それでは限度がありません。そこで、効果を体感できる場所、一般的な自動車で共通する場所を以下にご説明します。

(1)セダン型の場合のアルミテープチューン全体イメージ像

 赤色丸印:第一優先(安定性向上)。青色丸印:第二優先(操縦性全般向上)。黒色丸印:第三優先。
(2ボックス型やワゴン型の場合は、リアウインドウ下部には貼りません。)

セダン型アルミテープチューン全体像

(2)赤色丸印:第一優先のイメージ図(安定性向上

  • ステアリングコラムカバー:操舵の正確性向上(ホイールハウス内の空気乱流を整流、タイヤ接地性改善)
  • フロントウィンドウ下端左右:ダウンフォースが発生、接地性向上、ロールが抑制される(操縦安定性向上)
  • サイドウィンドウ下(下端の左右に1枚づつ):操縦安定性向上(直進性向上と同義と考えても良い)。
    (サイドドアガラスは保安基準不適合になるのでインナーパネルの内側に施工)
  • ドアミラー本体、ドアミラー取り付け基部:風切り音の減少、操縦安定性向上
  • ドアハンドル内側:風切り音の減少、操縦安定性向上
  • 前後バンパー:操縦安定性向上(直進性向上と同義と考えても良い、ヨースタビリティ安定)
  • ホイールキャップの中心部分:操舵の正確性向上(ホイールハウス内の空気乱流を整流、タイヤ接地性改善)

第一優先のアルミテープチューン

 第一優先のアルミテープチューンのイメージは、まず前後バンパーの隅(車体の四隅)に貼り車体を安定させます。
 さらに、左右方向に貼り増すことで、車体のサイドの空気を上手に流してあげます。それが、操縦安定性の向上につながります。
 まず、安定させることが重要です。そのために、この赤丸箇所をアルミテープチューンの第一優先とします。

 ホイールキャップの中心部分は効果が高いので、ぜひ貼りたい箇所です。(ハブ付近をも除電します。)また、ステアリングコラム下も効果が高いので、第一優先です。

A.注意すべき事

 窓枠などにアルミテープやシール等を貼ることは法令違反です。アルミテープは、ガラス窓の視界を遮らない場所や、ガラスが隠れている場所に貼ります。
 下の写真では、サイドウインドウの下部に隠れている箇所に工夫して貼り付けました。(下の写真の外側のアルミテープは、現在は剥がしました。)
窓下部へのアルミテープチューン

(3)青色丸印:第二優先のイメージ図(操縦性全般向上)

  • ボンネット先端・後端(中央)
  • フロントバンパー前縁部(中央)
  • フロントウインドウ上部・下部(中央)
  • ルーフ(中央)室内側に貼りつけ可
  • リアウインドウ下部(中央)
  • リアバンパー下部(中央)

第ニ優先のアルミテープチューン

 第ニ優先のアルミテープチューンでは、車体の中心付近(左右から見て)に集中して貼っていきます。イメージは、車体の前後方向に上手に空気を流してあげる感覚でアルミテープを貼っていきます。
 車体の前後方向に上手に空気を流すことで、操縦安定性の向上だけではなく、効率性の向上(燃費の向上など)につながります。

(4)黒色丸印:第三優先

 第三優先の段階では、それ以前の効果を見極めながら、貼り足していきます。

  • ボンネット先端・後端(左右)
  • フロントバンパー前縁部(左右)
  • フロントウインドウ上部・下部(左右)
  • ルーフ(中央)室内側に貼りつけ可
  • ドアのウエザーストリップゴム付近(前後)
  • リアバンパー下部(中央)
  • リアフェンダーの後輪ホイールハウス前下部
  • ワイパーアーム

(5)車体内部へのアルミテープチューン箇所

  • ステアリングコラムカバー(下部が目立たない)
  • バッテリー付近(ショートさせないように細心の注意
  • カーオーディオのスピーカー付近(取り付け部分)
  • ホイール裏側(車輪の内側)
  • エンジンルーム内の樹脂部品、ホース類など(吸気系、冷却水系など)
  • ショックアブソーバー取り付け部周辺(エンジンルーム内、トランク内などにショック上端が露出)

6.アルミテープチューンの効果

 自動車は、同じように見えても、味付けが全く違うことがあります。ある自動車は、路面のフィーリングを良く伝え、ハンドルの反応も俊敏です。
 ある自動車は、エアロダイナミクスよりも沢山の乗員や荷物を積むように設計されています。例えば、フロントウインドウの角度を立たせると、乗員はゆったりとくつろげますが、エアロダイナミクスは悪化し、燃費も悪くなります。
 したがって、どんな自動車も同じようにアルミテープチューンの効果を感じられるわけではありません。理論上からは、アルミテープチューンによって性能が向上しても、我々一般人には感知できないレベルのこともあります。

 以下は、私が個人的に実験し、体験したアルミテープチューンの効果です。

(1)体感できたアルミテープチューンの効果

  • ステアリングコラム→軽すぎる電動パワステがしっとりした(操縦安定性の向上)。
  • サイドミラー付け根→風切り音の低減。
  • ドアハンドル内側→風切り音の低減。
  • 前後バンパーの角(内側)、サイドウィンドウ→直進性の向上。
  • フロントウィンドウ→操縦安定性の向上。
  • ホイールセンターキャップ、ホイールハブ→走りがスムーズになった。
    (ハブのグリースが超高性能になったような感じ)
  • スピーカー取り付け部(バッフルの下側)→カーオーディオの音質向上。(音がハッキリとし、低音が良く出るようになった。)
  • バッテリー付近→カーオーディオの音質向上。
  • 吸気系に自作トルマリンバンド、数枚の銅テープ含むため除電効果はアルミテープチューン相当→低速トルク向上。アイドリング時に、排気からの水蒸気が増えマフラーから水が滴る(その意味はエンジン燃焼状態の改善です)。
    アルミテープチューンで高効率化、排気から水蒸気結露し水滴になる

(2)アルミテープチューンの副作用

 アルミテープチューンは欠点の少ない改善手法です。しかし、自動車というメカニズムが全体最適により成り立っているため、どこかを強化すれば、弱いところが目立つ場合もあります。
 私の場合は、タイヤの柔らかさが強調されてしまい、高速道路を走る際に少々不安を覚えました。ただし、これはタイヤの空気圧を少し上げることで解決されました。(0.1から0.2kgf/cm2程タイヤ空気圧を高めました)

 また、アルミテープチューンを偏った方法で行えば、デメリットは顕在化します。例えば、右側にだけアルミテープを貼れば、操縦安定性はかえって悪化します。
 また、上で推奨した優先順位も安定性を重視して考えたものですので、第一優先部分を飛ばしてアルミテープチューンを行えば、デメリットが顕在化しかねません。

 以上実践して確認した内容は、時速100km程度までです。サーキットなどでさらに高速を出す場合には、違うデメリットが顔を出すかもしれません。例えば、フロントのダウンフォースが増えて、相対的にリアのダウンフォースが減るような関係性になれば、操縦性も変わってしまうと考えられます。

(3)燃費の向上について

 燃費の向上については、アルミテープチューン施工の段階ではあまり実感できませんでしたが、燃費が良くなったという方もおられます。
 私の場合は、アルミテープチューン以前から「ステンレスたわし」などを活用したコロナ放電による静電気除去対策を、エンジンルーム内、エンジン付近に実施していましたので、その段階で燃費向上効果が出ていた可能性もあります。

 本来であれば、数値的に燃費向上の効果を測定し、数値データによって改善効果を見える化すべきです。しかし、現在エンジンオイルの粘度をだんだん高粘度のものにシフトしているため、難しいところです(10W-30→10W-40→10W-50)。

 そうした状況を勘案した上で科学的ではないことを自覚しつつ、あえてズバリと言えば、個人的には数%の燃費向上効果はある」のではないかと考えます。これは、第一優先箇所(エアロダイナミクスの向上)と、エンジンまわりへのアルミテープチューン施工の効果を想定しています。
(エンジンまわりの静電気除去装置が、数%の燃費改善効果をうたって市販されているケースがあります。)

7.まとめ

 現在、『ファスト&スロー』~あなたの意思はどのように決まるか?~2014年、ダニエル・カーネマン (著), 村井章子 (翻訳)、早川書房を読み、「行動経済学」を研究中です。「我々の直感は間違ってばかり?

(1)イノベーションをどのように感じましたか?

 たった数百円程度で、貴方の車の燃費がよくなり、操縦性も良くなります。このような「いかにもオカルト的な」イノベーションを見聞したときに、貴方はどう感じましたでしょうか?
 『直感的にウソだと思った、騙されまいと身構えた』のではないでしょうか?それとも、趣味の事だから、ワクワクして下さったでしょうか?ぜひ、その感じ方を思い出してください。

(2)イノベーションは不愉快な情報になる?

 そして、「成果主義はダメだ」という主張を聞いたときに、同じようにご不快に感じませんでしたでしょうか?
 いつも読んでいる事例集や新聞に書かれていない事をこのホームページで読んだときに、『直感的にウソだと思った、騙されまいと身構え』られませんでしたでしょうか?
 アルミテープチューンに沢山の特許、理論的裏付けがあっても、「オカルトだ」という方は後をたちません。それは、今まで信じてきた常識と違うイノベーションだからです。そこに我々のイノベーションに対する限界があるのかもしれません。

(3)直感と理論は相反する場合もある

 さて、我々は日々生きていく上で、直感に頼っています。なぜなら、様々な意思決定をする際に、いちいちその背景にある理論にまで遡り、理屈が合っているかどうか検討している時間が足りないからです。
 直感というのは、残念ながら「過去の情報の記憶」です。今日のように社会が複雑化し、変化の規模とスピードが大きく速くなった時代では、その過去の情報にたよる意思決定は、良い結果を生みません。
 貴社の人事戦略(人的資源管理)を考える場合には、直感に頼りすぎることなく、新しい理論や理屈をもご考慮くださると、貴社の発展につながると思います。
 どうか、このホームページの貴重な情報を、皆様のお幸せの為にお役立てください。

(4)ご注意

 あくまでも、趣味の体験を綴ったものです。他の方の車で同じ効果が出るとは限りません。(私の車はボディを補強していたり、一般的な車と違う部分もあります。また、アルミテープチューン以前から「ステンレスたわし」などを活用したコロナ放電による静電気除去対策を実施していました。)
 また、安全面については慎重の上にも慎重にと願います。むやみにアルミテープチューンをお勧めしている訳ではありません。(私の場合は、趣味で航空機の技術や自動車のエアロダイナミクスを研究するのを楽しみとして行っていました。そういう素地がありますので、自動車への応用も気軽に可能なのだと思います。)

 道路交通法等の安全法規、保安基準などを遵守されますように。(例えば、窓枠などにアルミテープやシール等を貼ることは法令違反です。)

(5)その他:エアロダイナミクス関連の記事(空力操安、ボルテックスジェネレーター)