疲れないパソコン操作方法
車の操縦は運転姿勢を正しくすることから始まります。パソコンの操作も同じです。ちょっとした工夫で、疲れずにパソコンを操作することが可能です。かつてパソコンが導入されはじめた頃は、絵つきで解説されていたものですが、普及した現在ではあまり見られなくなりました。初心に帰る意味から、基本的なことをご紹介します。
目次
1.楽に操作できるポジションの工夫
リラックスしてキーボードに手を添えたときに、肘が90゜以上の角度になるようにポジションを工夫します。同時に足の裏がきちんと床に設置している状態を目指します。 高価なOA専用机などを使えば容易に出来るのでしょうが、次のような工夫でも達成できます。
(1)やや低めの机
通常の事務机より低めの机が良いでしょう。私は大きな家庭用の机を使っていますが、食卓のテーブルのような机です。
(2)高さ調節機能付の椅子
個人差によるポジションの違いを高さ調節機能付の椅子で調整します。OA用のもので廉価なものを探しましょう。
(3)フットレスト(ゴム底の厚いサンダル)
たまたま私の机では理想的なポジションを取ると、足がちょっと宙ぶらりんの格好になり少し落ち着きません。それを調整するためにはフットレストも販売されていますが、足を常にフットレストにそえるのは、また別の意味で自由度が奪われ不要な緊張をしてしまいます。
そこで、ちょっとゴム底の厚いサンダルを買ってきて、専用の室内履きにしてフットレスト代わりにしています。サイズは大きめの方が足への圧迫感がなくて良いでしょう。
(4)パームレスト
パームレストは文章入力の際には必需品です。廉価なものですからぜひ試しに使ってみてください。
(5)蒸れないビーズ玉椅子カバーを使う
座る場合に案外蒸れが気になって作業が不快になってはいないでしょうか?座布団を追加しても結局蒸れはあります。そこで、カー用品のビーズ玉の座席カバーを流用します。蒸れも防げますし、玉の刺激が心地よいです。
2.目が疲れない工夫
パソコンを使っていて一番困るのは目が疲れることでしょうか…
私は次のような工夫で目の疲れを防止しています。
(1)21inchモニターをXGAの解像度(1024×768)で使用
これが贅沢ながらも非常に効果的です。目を凝らし小さい文字を見つめることの愚かさからサヨウナラ…
(2)文字が鮮明にでる高画質モニターを選ぶ
液晶モニターは、IPSパネルが視野角が広く、色が安定しやすいので目にも優しいと言われています。
ブラウン管モニターの場合は、くっきりした映像を得るにはやはりトリニトロンモニター(アパーチャーグリル型)でしょう。私は三菱のDiamondtron RD21Gを使っていましたが、文字の表示は非常に鮮明です。
(3)パソコンモニターにはモニターフィルター
これはブラウン管の場合は常識でしょう。テレビは目に悪いから2時間まで…なんて言いながら…裸眼でパソコンを8時間も見つめていたら疲れますよね。
現在使用中の液晶モニターには、フィルム式のフィルターが貼ってあります。目にも優しいですが、衝撃にも強く、東日本大震災で転倒しましたが無事に使えています。
(4)首が疲れない角度にパソコンモニターを置く
自然に座ったときに、モニター画面の上端が目の高さ当たりだと楽ではないでしょうか。
(5)部屋の照明に工夫1:照明灯が写り混まないように
私はこれを優先して机の位置を変えました。スペースの有効利用の考え方からは、ついパソコンと机を壁際に持っていきがちですが、あえて真ん中に持っていきました。これは照明灯の位置をずらしても良いのかもしれません。照明灯の真下に机の端が来るようにして、モニターに照明が映り混まないようにしています。
(6)部屋の照明に工夫2:照明灯にウインドウシェード
しかし、上で述べた処置の結果、自分自身の目に照明灯が飛び込んできます。そこで照明灯にウインドウシェードを取りつけて、目に直接光源が入らないようにしています。そして、手元のキーボードまでは明るくなるように調整しています。
これもカー用品コーナーで廉価に調達してきました。昔は不燃布で覆いをかけていたと思いましたが…見つけられませんでぶかっこうな対策にしています。
(7)部屋の照明に工夫3:サンバイザーを室内で
サンバイザー(帽子のつば部分だけ)を室内で使います。ウインドウシェードよりもこちらの方が上手に光線をカットできます。時刻によっては窓から入る光の角度でサンバイザーが欲しくなることがあります。
しかし、額への圧迫感もありますので今はあまり使っていません。ご参考まで…
(8)テレビはサングラスをして見る
パソコンのやり過ぎ、仕事のし過ぎで、ホッと一息リラックス。その時にも目を酷使しがちです。私はたまたまドライブ用のサングラスを持ってましたので、それを使うようにしています。(最近は液晶テレビを見る方が多くなりましたので、サングラスは不要かと思います。)